准看から正看に、しかし仕事を教えてもらえない

ご相談

准看になって個人病院に勤務して2年経ち、先輩のアドバイスもありいったん退職し、大学に通って正看になりました。

その後、大学病院に勤務するようになったのですが、仕事に関してあまり教えてもらえず、例えば処置の手順や準備するものなどのメモをとっていると「それちょっと後にして、これやっておいて」と雑務をさせられてしまいます。

やる気を出すために自己啓発系の本を読んだりして、「よしっ!今日からはもっと積極的に頑張るぞ!!」と気合いを入れて出勤し、先輩の先回りをして準備をはじめると「あ、それはやっておくからいいよ」と言われてしまいました。

決して、いじめなどにあっているわけではなく、ごく普通に接してもらっているとは思うのですが…。

ふんわり子のアドバイス

忙しい職場ほど、ありそうなことですよね。私も、もしかして気付かないうちにそういうことをしていないかと、反省してしまいました。

いじめではないと感じているようなので、相手に悪意はないと思いますよ。ただ、正直言って忙しいときにいろいろ細かく教えながらやるより、自分でやってしまった方が早い、というのがあります。

自分の新人時代を振り返ってみると、もの覚えの悪い私は、必死にメモをとっていたように思います。ポケットに入れた小さなメモにとりあえずその場で書けることを書いておき、一日の中で学んだことを家でノートに書き写していました。

手順、器具などはイラストもつけてまとめていくと、頭に入りやすいと思います。

こんなふうに、必死で学んでいる姿というのは人に見てもらってはいませんが、やっている人といない人は必ず違いが出ると思います。先輩のサポートをさっとできるようになったり、準備を手伝ったりできるようになると自然と認めてもらえて、その先を教えてもらえたりするようになると思います。

それから、「雑務を任せられる」ことについて。「雑務」と言ってしまえばそれまでですが、その雑務も頭を使って手早くできるようになるとか、その中でも成長できるところが必ずあるはずなので、どうか「なんで私ばかり雑務なの?」などと思わず、精一杯頭をつかってやってみてください。

なんだかここまで書いていて、ちょっとえらそうだなあって思ってしまいました(笑)。

私も相談者さんのように、先輩との距離に悩んだこともありましたよ~!!

私も、そしてナースのみんなも、いろいろ悩んだり失敗したりしながら成長しているのだと思います。せっかく新たに学び直して正看になったのですから、頑張りましょうね!!

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