看護師の離婚、私の場合はすれちがいが原因でした

☆看護師と夫・私の場合

看護師として働く女性を理解してくれて、きちんとフォローできる夫というのは案外少ないように私は思います。

私自身、離婚経験者です。看護師長になった今、離婚して良かったと思っています。

私と夫は、病棟で知り合いました。整形外科で、主に手術室で多く働いていた頃です。もちろん、病棟での夜勤など通常の勤務もシフトに入っていました。

バイクの事故で入院した夫は、顔をひどく損傷していて、鼻がつぶれていました。アメリカンタイプのバイクに乗っていて、フルフェイスは似合わないという理由で、シールドのないヘルメットをかぶっていたのです。

右手右足の骨折、肋骨の骨折は徐々に良くなりましたが、最終的に顔をキレイにするのは退院後、専門の病院でということになりました。

彼の退院の日、たまたま私はお休みだったのですが、病棟の看護師から電話がかかってきて、「○○さんが退院する前にひと言お礼が言いたいのですって」と電話をかわり、「電話番号、教えてください!!」と言われ、それから交際が始まりました。

男性とはいえ、まだ若かった彼ですから、顔面の修復手術など、これからの不安がいっぱいあり、看護師の私を頼もしく思ったのかも知れませんね。

☆本当は支えて欲しかったのかも

当時、実家の酒類卸売業の会社で専務として働いていた夫は、仕事はきちんとするものの、やはり経営者の二代目という感じで、趣味も多く自由に生きていました。

どちらかというと、肝っ玉が小さくて細かいタイプの私から見ると、彼は堂々としていて視野が広く、男らしく魅力的に感じました。

顔をひどく損傷しているのに、悲観的になるどころか、その顔で入院している子ども達に「お化けだぞ~!!」と言って笑わせるなど、他人を思いやる広い心を持っている人でした。

結婚後も仕事を続けたいという私に、「もちろん続けて欲しい。勤務している君を好きになったんだから」と言ってくれ、その言葉に甘えて安心して仕事を続けていました。

ちょうど、整形外科の病棟で主任になり、誰かが急に休んでシフトを替わる人がいないときなど自分が率先して仕事を引き受けるなど、無理して頑張っていた頃です。

もちろん夜勤もそれまで通りシフトに入れました。

「新婚なのに良いの?」と他の看護師に言われても「彼はちゃんとひとりでなんでもできるから」と笑って答えていましたが、それは私の思い違いだったようです。

2年間、すれ違いの多い結婚生活をしている間に、夫には別の交際女性ができていました。

不倫相手と言ってしまえばそれまでですが、私はなぜか、悲しいばかりで、怒ったり嫉妬したりはほとんどしませんでした。彼は今、その女性と結婚し、子供もいるようです。

離婚の話し合いの時に「自分がしたことは申し訳ないとおもっているけれど、俺は、夫婦ならもう少し君といろいろなことをしたかった」と言われ、涙がとまりませんでした。手術が成功し、すっかりキレイな顔に戻った夫ですが、精神面ではもっと私に支えて欲しかったのかも知れないと、その時気付きました。

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